優れた安全性、長寿命、簡易なメンテナンス、美観を備えた
バイマグリップ 滑り止め表面システム
Bimagripは鋼製ランプやデッキにおけるしっかりとした滑り止め表面システムを提供いたします。これによりウェット、ドライいずれの状態でも安全で効率的な車両の積み降ろし作業ができます。
特に旧来の溶接された鋼材バーやエキスパンドメタルでは不安もあったウェット状態での安全な作業がBimagripなら可能です。
走行のロスを伴うタイヤのスリップは作業の安全面に影響を与えるだけではなく、効率的な車両の移動を阻害します。
また、あらゆる産業活動において健康で安全な作業が求められつつある今、そのためにかかる人や機材の運用コストを省くことができるbimagripは全ての関係者に利益をもたらします。
旧来の鋼製滑り止めシステムは積み降ろし作業時に振動やタイヤスリップが起こりがちですが、Bimagripはスムーズな走行が可能でありドライバーや車両にとってより好ましいものになっています。従来のシステムにおける危険性を取り除くことで、荷主の皆様にとっては車両の損耗を減らすことができます。
また旧来のシステムでは経年劣化などにより滑り止め鋼材が尖ったり、曲がったり、一部破損すると車両のタイヤやシャーシにダメージを及ぼすことのみならず、作業そのものにも危険を与えます。
Bimagripが施工された表面は高い摩耗耐性を持つ骨材と特別に設計されたポリウレタン樹脂混合剤の組み合わせでできおり、強さと柔軟性、耐久性を持ち合わせています。
わずかな部分的なものを除いて施工後の定期的な補修の必要はありません。
その優れた特性により、これまでの実績でもっとも古く1991年に施工した、PCTC船のランプの表面滑り止めシステムは現役で使用され続けています。(2007年時点で16年経過。)Bimagripの寿命を測るには現時点ではまだ経過時間が足りません。
Bimagrip樹脂構造は鋼板表面を外部から保護することで防食機能を併せ持ち、鋼板自体の寿命を延ばします。
1990年代初頭の広範な試用を経て、新造船へのBimagrip施工は確立されました。
1997/8年、韓国DSMEにおいてWallenius Linesの4隻のPCTCに施工。以降、ほとんどの主だった船主や運行者のPCTC新造船にBimagripは施工されてきました。(HUAL、AP Moller、Eukor、Ray Shippingなど)
2006年1月時点で30隻以上の多くのRo-Ro船など新造船に施工されました。
船舶分野においては2006年3月までの時点で150,000m²以上の面積に施工されています。
2007年から2009年度にかけて建造されたユナイテッド・オーシャン殿向けにて常石造船多度津工場及びセブ工場において使用されております。
(1隻あたり約2800m²で13隻の受注実績)
R.S.Clare&Co.,Ltd.は船舶産業分野における表面システム材開発の最先端にいます。
Bimagripが製造されているリヴァプールにある工場は国際的な品質基準にあるISO 9001と9002、そして環境基準のISO 14001に認定されています。
付着強度 | Bimagripの鋼板への付着強度はイギリス規格BS 33900 PartE10に準じる。 |
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耐摩耗性 | 摩耗率はイギリス規格BS 812 1975に準じる。 |
滑り止め抵抗 | 車両・歩行者の交通のための滑り止め抵抗とスリップ抵抗はイギリス規格BS 3262 Part1に準じてSRT(Slip Resistance Testing)にて測定。 |
耐火性 | IMO Fire Test procedures code,Annex 1,Part6 及びPart2に準じる。 |
耐薬品性 | ガソリン、ディーゼル、エンジンオイル、海水に対する耐薬品性を有する。 |
システム構造 | 3.0~7.0mm厚の塗膜コート状。厚さはBimagripと骨材の種類選択により変動する。 |
性能保証 | 最低1年の性能保証。 |
品質保証 | Bimagrip樹脂製造はISO 9001 2000及びISO 14001に準じる。 |
美観 | 視覚的に安全で機能的な美観。 |
機能性 | 車両と歩行者のスムーズな乗降が可能となる安全性があり、滑りにくく、長持ち。 |
適用場所 | RORO設備、リンクスパン(可動橋)、ポンツーン、PCTC船、フェリー、海上設備、ヘリポート、歩行者用通路、等におけるランプやデッキなど。 |
メンテナンスの簡易性 | 保守及び補修が非常に簡単。 |
バイマグリップ表面システムの基本構造は右記のように3つの材料にて構成されています。